要望通りならば裏ワザでもいいとはいえ…
今週は静岡県は浜松市内に居ることが多かったおくとすくえあの中の人です。ちょっと色々作業があって。ちなみに、今日明日は東京に用事でお出かけしてきます。
昨日、お仕事でとあるパソコンの不具合を見てきました。
VistaパソコンでIME(文字入力ソフト)が画面から表示しなくなったと。別に文字入力には困らないけど、あれが表示されてないとかなモードなのか英数字モードなのかわからないのよねと。
ごもっともです。
とはいえ、あのIME表示、結構簡単に消えることがあるのですよ。ソフトをインストールしたりウィルスの影響とかで画面から表示しなくなったりします。設定で誤って非表示になっちゃったりすることもあります。
というわけで、そんなに時間もかからないだろう……と始めたものの。
ウィルスでも設定でもない。
IMEが壊れた可能性もあったので、依頼主に説明をした上で、新しいIMEを入れなおしたものの、それでも非表示のまま。
……最終的には、強制的に表示させる呪文のような文言(すごく素人っぽい説明だなあ、これ)をPC起動時に自動的に発動させる!(つまり起動用ファイルを作ってスタートアップに置いた)ことで解決というか、それで依頼主はOKだそうで、この件は終了。
……終了なんだけど、お客様も喜んでるんだけど、技術者としては原因不明のままであり、解決方法としてはある意味裏ワザみたいなものなので、なんとなく敗北感を感じております。
PCのトラブルというのは「お客様的に解決すればOK」なことも多くて、そのために使う手段はイレギュラーだったり、ヘタに手段をブログなんかに書いちゃって知識のない人が安易に真似すると起動とかしなくなっちゃったりとかという事もやったりします。ただ、イレギュラーでもなんでも【不具合がわかりその箇所を直す】のならばいいのですが、悪い言い方をすれば【対処療法】的な方法を「修理した!」というのは、すごくチクチク痛むんだよなーというの思ってしまう自分がいるのです。
これが友人に頼まれてお仕事じゃなくて…だといいんだけどなあと思うのですが。
(今回の依頼主は長い付き合いのある方であり、対応してくれるだけでいいんだよ!という友人のような方なのでこれでもいいのかもしれませんが……)
私がまじめに考え過ぎ!と言われればそれまでですし、今回の症状についてはあちこちの修理記録を読む限り「ここまで試してダメだったらわからん!」というレベルのものらしいのですが……。まだまだプロとして精進が足りないなあと思うとともに、勉強をもっとしていかないといけないなあと感じた中の人でした。