Googleの遊び心が羨ましい
別件(限りなく趣味に近い副業)で揉め事仲裁しつつ本業をこなしていたところ、こちらの業務日誌が滞っておりました。おはようございます。
土曜日はこちらに来ていた船の本屋さんをみつつ、ちょうど金沢港に荷降ろしにきていた北陸新幹線を眺めておりました。
それはともかく、今日のGoogleのページのトップがルービック・キューブになっていました。マウス操作で遊べるようになっています。ちなみに私はルービック・キューブが苦手で、現物については分解して色合せをするという禁じ手を使う程度に解けなかったりしています。なんで色を合わせられるの……。
Googleのトップページに付いているロゴは、何らかのイベントに関連したものになっていることが最近多くなっています。イベントに関連したデザインに変わっているだけだったり、クリックするとアクションするだけだったりというものも多いのですが、今回のようにクリックゲームが出来るようになっていることも多くあります。
こういうのをやるのは、Googleにとって意味の無いように思う方が居るようです。確かに、アクセスは増えるので、そういう意味で広告を載せると見て貰える人が増えるよ!というアピールには使えるのですが、そのために開発するのは無駄なんじゃないか?という意見のようです。
この一見無駄に見える組み込みアクション、若手の技術者が社内の「20 percent time」という仕組みの中で考えだされ、開発されたものが用いられることが多いそうです。普段の仕事とは別に、勤務時間の20%を自分の気に入ったプロジェクトに参加するという仕組みがあるそうで、その中で新しいサービスなどが開発されることもあるとか。
技術というものは、考え己の手で作らねは身につきません。また、誰かの技術は何らかの手段で引き継がれなければ、消えてしまうものです。
新しい技術は作ってみないとそれが有用になるかどうかはさっぱりわかりません。海外ですと【一見意味のないと思える発明に対しても、これが他の人が見ることにより別の有用な発明に繋がる可能性がある】からという理由で、特許がとれたりします(日本では物理法則に反するような滑稽な発明に対しては特許取れなかったりするのよね)。
Googleトップページのアクションは、一見無意味かもしれません。
特に遊べないものなどはなぜ?と考えてしまいます(遊び方の説明文がないものも多いので、たまにどう遊んでいいかわからないものも…)。
ただ、こういう一見無意味なものの積み重ねの先に、新しい技術や手法が生み出されるのではないかなと思っています。
もちろん、基礎的な技術も重要ですけどね。それがベースにあるからこそ、新しい技術が生み出されるわけで、古き枯れた技術も馬鹿にしてはいけないんですけどね…。どうもどちらかしか認めない!って方がたまにおられまして、少しため息をつくこの頃です。